日本人よ、目を醒ませ

シャーマン、始めました

お前達はいつまでマトリックスの世界にいるんだ?

俺達はバーチャルな世界を生きていた

前回は俺が発狂した話をした。しかしこれはお前達も経験する可能性が十分に高い話だ。特に今は戦争や疫病など、世紀末のような世の中だ。何が起きてもおかしくない。

 

どうせなら他人事だと思わず、明日には自分の身に起こることかもしれないと思って読んでくれ。

 

前回俺は最終的に金縛りにあうところまで追い詰められていたことを伝えたが、それまでの間感じていたものは”恐怖”だけではなかったんだ。

 

今回は俺が精神の崩壊をどのように乗り越えたかを書いていく。

 

 

 

恐怖体験をしている最中に聞こえた"神の声"

俺の精神は間違いなく崩壊していた。特に俺が怖かったのは「目」だ。黒目を大きく加工された画像Twitterに流れてくる度に激しく動悸が生じ、その恐怖という感情はスマホの画面を超えて現実世界へと飛散した。

 

俺は見える世界全てに恐怖するようになった。道路を走る車が俺をひき殺そうとしているんじゃないかと疑ったり、通りすがる人間の声が突然大きくなると体は震え上がった。目が怖いものだから嫁と目を合わせることもできなかった。

 

そうやってある日突然この世界が恐怖に満ち溢れた。まず俺はスマホを手放した。スマホに流れてくる広告やニュース、画像、文字。全てが恐ろしかったからだ。しかし既に現実世界でも恐怖するようになってしまった俺は前回書いたように発狂し、霊感などなかったはずが、トイレで霊の声が聞こえるようになったり、金縛りにあった。

 

しかし実をいうと、そんな恐怖の日々を送っている間、俺を導く声も聞こえていたんだ。俺を恐怖のどん底から救い上げようとする神の声が。いや、もともと俺に備わっていた内なる声といった方が正しいのかも知れない。

 

 

 

俺はとにかくその声に従った

「神の声が聞こえる」というといかにも宗教臭くて、サリン事件を経験している日本人としては拒絶反応を示すだろうが、本当はお前達にも聞こえてるはずだ。Twitterやテレビに熱中していては聞こえない声が。

 

俺はあまりにも多くの暴力的な内容のツイートやニュースを見過ぎた。俺は人工地震を疑い、ワクチンを疑い、メディアを疑い、今まで信じてきた「常識」とやらを疑い、俺の見ている世界は崩壊していった。しかしその声を聞くと、その瞬間だけホッと安心できるような気がしていた。

 

そして俺は図書館に駆け込んだ。俺は本を読むのが好きだったから、スマホを手放したらそこに行くしかなかったのだろう。

 

この世界のあらゆるものに怯えながら寝不足で駆け込んだ図書館では、当然何を読むかなど自分の頭で決めることはできなかった。思考もままならなかったからだ。それでも俺の内側にはどこからか声が響いていた。「己のルーツを知れ」と。そして俺はその声に従うことしかできず、ほぼ無意識に日本史と古事記などの本を手にしていた。

 

 

 

次から次へと神の指示が出される

俺は歴史など真面目に勉強したことなど一度もない。しかし無我夢中で歴史の本や古事記などを読み漁った。本来歴史など興味もないはずが、脳に直接埋め込まれているかのようにスラスラ読むことができた。

 

そうやって半ば恐怖から逃れるように本を読んでいたのだが、その間も自分の脳みそには次から次へと「神の指令」が入れ込まれていった。日本は戦後GHQによって洗脳計画がなされていたこと、今こそ日本人は自分のルーツを知る必要があること、今やこの世界全体が恐怖で支配されようとしていること……

 

洪水のように脳に入ってくるイメージに半信半疑ではあったが、俺自身も今までマスメディアに何を見せられてきたのか俄然興味が湧いてきた。俺は恐怖を感じつつも、真実を知りたいと思い始めていた。

 

 

 

俺は死を覚悟した

そうやって調べていくうちに、俺はメディアという魔術にかかっていたことに気がついた。普段何も考えずぼーっとニュースなどを見ていたが、それはあくまで一つの企業が見せているものだと気がついた。戦争だってそうだ。ロシアとウクライナの戦争は日本が西側(アメリカやヨーロッパ諸国)の国だからウクライナに肩入れした報道しかしない。

 

そうやってだんだんと俺にかかっていた洗脳が解けていったある日の夜中。あの恐ろしい金縛りを経験したんだ。

 

確かに恐ろしかった。しかしその時は既に真実を知りたいという欲求の方が強かった。戦争のことも、ワクチンのことも、日本が敗戦後にどのような国になったのかも俺は知らない。

 

金縛りにあった翌日、俺はついに死を覚悟して眠ることにした。例え死んだとしても、俺は真実が知りたかったし、この世界を救えるヒントが得られるなら何でもするつもりだった。もう恐怖から逃げたくないと自分に誓った。

 

既にメディアよりも自分の内なる声を信じるようになった俺は、ポストに入っていたトイレ掃除代行のチラシを見て、「これはトイレ掃除をしろという神の思し召しなのだろう」と確信した。俺はその確信に従って掃除をし始めた。

 

ただの掃除ではなかった。俺は今日の夜死ぬ。そう思って妻への今までの感謝を込めて念入りに掃除したんだ。溜まりに溜まった汚れによって、俺がどれだけこの現実世界に生きていなかったか見せつけられたよ。

 

俺は掃除をしながら、涙が溢れて仕方がなかった。溜まった汚れによって、俺が日常を大切に生きていなかったかを知ったから。そして最愛の妻と今日を持って死別しなければならないと思うと、一つ一つのものが、一瞬一瞬が輝いて見えた。

 

文字通り、俺は森羅万象全てに神が宿っていることを悟った

 

 

 

自我の死、愛、そしてビッグバン

俺は妻に感謝を述べて最後の眠りにつこうとした。その時も俺は涙が止まらなかった。当然妻と死別などしたくなかったからだ。それでも俺は真実を知りたいと強く願っていたし、この世界の危機が迫っているかも知れない状況で逃げるわけにはいかなかったから、例え死んだとしても俺は恐怖と対峙しなければならなかった。

 

そうして困惑する妻を目の前に泣いていると、俺から「恐怖」という感情がある瞬間、どこかへ消えたことを感じ取った。根拠はない。しかしふと気づくと俺は何を恐れていたのか、感じることができなくなっていた。

 

その瞬間、俺は愛そのものだった。自分と他者の区別がつかなくなり、世界と、宇宙と一体化した気分だった。全てと繋がっているという感覚だ。

 

俺は自我の死を経験して再び蘇った。

 

俺やお前達は、愛そのものであり、宇宙そのものだ。徹底的に恐怖と向き合え。そうすれば一度死ぬが、ビッグバンを経て己が宇宙そのものだと気づくことができる。